• Oonk & Abrams (1998)

 等輝度の新たな知覚的オブジェクトの出現がexogenous attentionと同様のシフトを生じることを,stimulus-driven cueに引き続いてのみ生じるとされるIORを用いて示した.

  • Pratt & Sekuler (2001)

 two-rectangle methodのobject-based attentionで,4個の長方形としてプレビューしていてもoccluderが呈示されるとobject-based benefitが生じることから,先行経験でamodal completionを止めることはできない(amodal completionは自動的に生じる).Behrmann et al. (1998) とかMarrara and Moore (2003) も参照のこと.

  • Theeuwes & Godjin (2002)

 タスクに無関連なシングルトンがstimulus-drivenに注意を捕捉することを,IORを用いて示した.

  • Moore & Fulton (2005).

 occluderに遮蔽されて隠れた領域にも注意が拡散する.Haimson and Behrmann (2001) とかDavis and Driver (1997) も参照のこと.
<コメント>
Haimson and Behrmann (2001) はT-junctionのみ,Davis and Driver (1997) は立体奥行き手がかりつき,Moore and Fulton (2005) はaccretion & deletionということで,結果の違いを3D印象の強さに帰しているけど,プレビューの時間の違いも考えられる.もちろん3D印象の強さの効果もあると思うけど,それに加えて,プレビューの時間があるほど,overlap regionについての解釈(別にconsciousではない,visual systemによる計算)が進む,という可能性はないか?(後日追記:プレビューの時間ではなく,cue-to-target SOAね.)